流体モーションを全画面表示で(BlueskyFRC1.1.0編)

 BlueskyFRCが1.0.2から1.1.0にバージョンアップしたのに伴い前回前々回とは状況が異なってまいりました。鉄は熱いうちに打て、1.0.2の状況を忘れる前に1.1.0と比較してどーなったかを試してみます。日々進化を遂げるBlueskyFRC、素晴らしいです。

1.改良点

 Ver1.1.0での改良点をまとめると

  • DXVA2(native)に対応
  • 負荷の軽減、処理時間の短縮
  • セカンダリディスプレイへの対応

です。それぞれ見ていきましょう

1.1 DXVA2(native)に対応

Ver1.0.2ではMPC-HCでDXVA2のGPUデコードを有効にするためには、LAV Video Decoderの設定でcopy-backにするしかありませんでした。Ver1.1.0ではnativeに対応しました。いつもの動画を全画面再生しました。違いは一目瞭然

1)GPUデコード(copy-back)の使用率

image

MAX50%ぐらいで再生中はCPU使用率(青)が30~40%って感じ

 

2)GPUデコード(native)の使用率

image

MAX40%ぐらいで再生中の使用率が20~30%になります。

 

3)効果

 CPU使用率が10%ぐらい下がります。それにしても、レンダラーはVMR-7なのにnativeが効くという不思議w。Blueskyさんの開発日記では微々たる効果となっていますが、こちらの環境(前々回参照)はAPUのCPUが2コアでメモリもDDR3-1600なので転送が減るという影響がでかいのかもしれません。

 

1.2 負荷の軽減、処理時間の短縮

1) 旧バージョン場合

 旧バージョン(1.0.2)の時の音ずれの印象を以下に示します。

  レンダラー GPUデコード 音ずれ
1 VMR-7 なし なし
2 VMR-7 copy-back ワンテンポの遅れ
3 EVR なし 3秒くらいの遅れ
4 EVR-CP なし 論外

VMR-7のGPUデコードなしでしか全画面再生できませんでした。

 

2) Ver1.1.0の場合

 新バージョン(1.1.0)の時の音ずれの印象を以下に示します。GPUデコード(native)が加わっています。

1 レンダラー GPUデコード 音ずれ
2 VMR-7 なし なし
3 VMR-7 copy-back なしのように感じる
4 VMR-7 native なしのように感じる
5 EVR なし 3秒くらいの遅れ
6 EVR native 1秒強くらいの遅れ
7 EVR-CP なし 論外

3)効果

 新バージョンではVMR-7のGPUデコードが全画面表示できるようになりました。統計情報がそこそこ信頼できそうなcopy-backで比較してみると

image image

 同期オフセット(ずれ)が明らかに減少しています。旧バージョンでは同期オフセットがどんどん増加していくのに対し、新バージョンでは開始からある一定の時間は増加し(5秒程度)その後減少に転じます。ただし、同期オフセットが減少に転じる秒数は他の負荷とかに左右されます。

 GPU使用率5%低減は分かりませんが明らかに効果ありと見るべきでしょう。EVRで再生できるまでもう少しです、開発者さん、がんばってくださいw。

 

1.3 セカンダリディスプレイへの対応

1)旧バージョン場合

 APUをメインディスプレイにして、外付けHD6450をサブディスプレイにしないと流体モーションが効きませんでした。Windowsキー+Pで言うと以下の状態

image

 

2)新バージョン場合

 サブディスプレイのみの表示でも流体モーションが効くようになります。

image

3)効果

 サブディスプレイのみの表示で流体モーションが効くため、APUとdGPUを同一の液晶モニターに接続してAPUの描画負荷をdGPUに逃す場合、液晶モニターの切り替えが楽になります。APU側の出力がないので、どんな液晶モニターでも簡単に切り替えられるはずです。Display ChangerIIを使用しなくてもWindowsキー+Pで切り替えられます。

 

2.感想

 うちの環境では神アップデートでした。「流体モーション重すぎ!」という方は、ぜひ余っているRadeonを外付けして満喫してください。

 おじさんの「細けぇことはいいんだよ、動けば」というプログラム感覚からするに、今回のバージョンアップでのnative対応は、「LAVのデコーダーがDXVA2デコードするときにDirect3Dサーフェースなバッファを用意してレンダラーに通知しておら!」という暗号のような説明から、BlueskyFRCがレンダラーみたいにデータを受け取れるようになったのでしょ。一方、セカンダリディスプレイ対応は「DXVA2画像エフェクトはレンダラー関係なしにAPIで使えるようになった」らしいのでAPUを探して使ってくれるようになった。

と、知ったかぶりなプログラム評論家は納得しましたw。とにかく、BlueskyFRC1.1.0はちょーお薦めであります。

 

 

#VCEをアマレコで使いたくて今更ながらに何度目か(5年ぶり10回目くらいかw)のDirectShowを勉強しています。今回は挫折しないといいですがねぇ。SHIROBAKOを流体モーションで見たくなった、水島監督、凄いわ。

広告
カテゴリー: 20世紀プログラマ, コンピューターとインターネット タグ: パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中